色っぽそうなテリー・モレルという方は、この作品でしかその存在を知りません。 ラルフ・シャロン(p)、ハービー・マン(fl)が入ったクァルテットをバックに歌う“恋する 女の歌”は、ジャケのように色気があるものなのでしょうか。クラブでの実況録音なのですが、録音エンジニアにヴァン・ゲルダーの名が記されています。ヴァン・ゲルのライブ 録音というのも、珍しいですね。
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ハスキーで深みのあるヴォー カルが、センスの良いフルートとピアノと共に、落ち着きのある作品を生み出しています。コンボがバックのヴォーカル作品が好きな人にとっては、こたえられない内容ですよ。 “a hundred years from today”と“more than you know”の2曲が、恋している女性の 心情を見事に表現しきった出来になっています。今週国内発売されたましたが、買われてた方がいましたら、解説に書いてある彼女の経歴を教えて下さい。