2004年5月5日掲載
One For All           too soon to tell you
Shrap Nine原盤     1997年2月録音

 ワン・フォー・オールの最新作を取り上げた際に、このグループの過去作を記しましたが、シャープ・ナインという馴染みが薄いレーベルから発売されたデビュー作の購入は難しいかなと、思っておりました。しかし、新宿ユニオンで簡単にゲット。

 オリジナル曲中心の内容になっております。

20040505

 CDが登場してから20年以上経過しております。LPと比べての良さ悪さ共にあるわけですが、良さはスクラッチ・ノイズの無いことと傷が付きにくいことでしょう。まぁ、スクラッチ・ノイズが良いのだと言う方もいますし、傷が付かないように丁寧に扱う気持ちがCDでは無くなったという方もいるようですがね。

 僕がCDを買い始めたのは、その登場から3年程してからのこと。金属っぽい音が収まってきて、値段もLPと同様になった頃です。それから2000枚近く買っているかもしれませんが、傷による音飛び盤は、確か1枚も無かったはず。

 で、本題に移りますが、この作品の6曲目の終盤で音飛びになってしまう。盤をみたら、消えない傷アリ。泣きたい気持ちながら、新宿ユニオンから遠く離れているので、交換要求する気持ちにもなれないしね。

 洗練されたハード・バップの心地よさと各楽器の音の艶を楽しんだ1枚なのですが、悲しい気分で聴き終えてしまった作品なのです。