1957年4月にNYに移ったフラーは若干22歳であったが、その年に何と5枚のリーダー作品を、プレスティッジとブルー・ノートに残している。このことからフラーの実力の程が分かると思うが、一方でハード・バップの熱気に溢れていたNYにおいて、新しいトロンボーン奏者の出現が待ち望まれていたのではないだろうか。
ソニー・レッド(as),ハンク・ジョーンズ(p),ダグ・ワトキンス(b),ルイ・ヘイス(d)とのクィンテットであります。
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ジャズ・テット、そしてそれに続くジャズ・メッセンジャースでの大活躍を予感させるフラーのトロンボーンであります。また、レッドとの2管が、刺激的な1枚であります。