プレスティッジ2作目は、タイトル通りにラブ・ソングを集めたものであります。この作品のために、4回のセッションが行われており、どれにもディック・キャリー(alto horn,p)が参加しておりまして、編曲も彼が担当しているようです。
しかし、このジャケットは秀逸ですね。
コール・ポーター作の「true love」はスタンダードとは言え、さほど多くの歌手が歌っているものではなく、僕にとってはプレスリーの歌が印象に残っているものです。バーバラさんはこの曲を暖かなそして誠実に、歌いこんでおります。他のラブ・ソングも同様の印象であり、ヴォーカル作品としては、世間の評価はどうであれ、僕の中では名盤として輝いている作品です。オリジナル盤で是非持ちたい作品ですね。