アメリカの Whaling City Sound というレーベルは24枚の作品がカタログ上にありますが、僕は今日取上げる作品が初めての購入になります。
ジムはギタリストで、これまで4枚の作品に参加してきました。この5枚目の作品は自分のグループでの録音で、初リーダー作とも言えるものです。メンバーは、Dave Liebman(ts,ss),Matt Richard(p),Dave Zinno(b),Chris Poudrier(d)であります。過去の4枚には、Matt Richard とのデュオ盤があったり、リーブマンは参加していないもののほぼこの作品と同じメンバーで録音したMatt Richard がリーダーの作品があったりします。気心の知れたメンバーに、大物を加えた作品と言えますね。
購入理由は、リーブマンの参加と、良いギタリストに出会いたい思いからであります。
全9曲ジム作で、殆どがエレクトリック・ギターでの演奏です。ジムのリード・ギターにリーブマンのサックスが重なり合っていく展開が、続いていきます。ピアノ・ベース・ドラムは息の合ったバッキングに徹しているので、ジムとリーブマンのぶつかり合い焦点の作品と言えます。これが、イマイチ盛り上がっていない。消化不良の感じです。リーブマン抜きで、ジムがアコースティックで演奏した哀調『adagio』が、ベストの内容。
消化不良内容の思いで、聴き終えました。