プレオブラズヘンスキーとは、正にロシア人の名前ですね。ロシア人のテナー・サックス演奏を聴きたくて、購入した作品です。メンバーは、ホレス・パーラン(p)にレッド・ミッチェル(b)で、変則トリオです。10曲中2曲に、オーケストラが加わっております。何でこのベテラン二人がロシアにいたのかについては、考えるのはよしましょう。
それより不思議なことに、この作品には「Made in USSR」と書かれてます。出版は1992年となっており、ソ連崩壊の1991年より後のもの。まぁこの疑問とて、調べる術がありませんね。
ネット通販店DNの「ソ連のテナー」というキャッチ・フレーズに惹かれて、買った作品です。
サブ・トーンたっぷりの、ムード・サックス演奏だ。これがソ連なのかとも思ったが、ソ連なのだ。しかし、このサックスには唯のムード演奏ではないものがある。それともこの印象は、パーランとミッチェルの好演によるものなのであろうか。兎に角、そんな内容。