2004年11月6日掲載
Bobby Watson & Horizon  Horizon Reassembled
Palmetto原盤                      2004年1月録音

 ボビー・ワトソン(as)が結成しているホライズンの、最新作が登場しました。ワトソンの作品に詳しくもなく、ましてやホライズンに精通しているわけでもないので、Bobby Watson & Horizon に関して多くを語ることは出来ないです。

 しかし、今年の夏にここで1983年録音のホライズン作品を紹介しました。その盤の解説によれば、ホライズンはワトソンとカーティス・ランディ(b)の双頭クィンテットなのです。しかし、この作品にはランディは参加していません。この辺の事情を知りたくてネットで調べたのですが、成果無しでした。

 Terell Stafford(tp),Edward Simon(p),Essiet Essiet(b),Victor Lewis(d)がそのメンバーであります。

20041106

 テレル・スタッフォードというトランペット奏者を知ったことが、大きな収穫。力強い演奏のハード・バッパーです。彼のオフィシャル・サイトを見たところ、リーダー作は1995年から4枚吹き込んでます。サイド参加では、1994年から50枚以上の録音を残しており、ワトソンとも本作品へ5作目の参加となっております。ワトソンのアルト・サックスとこのトランペットの音色の融合が綺麗であり、演奏の息もピッタリであります。 ワトソン作の『lamoncello』は、ラテン調のブルースで、この曲で二人の魅力が、この盤の最大の収穫と言えます。

 ワトソンの次回作にテレルが参加しているならば、是非購入したいです。