2004年10月11日掲載
High Five                    Jazz Desire
Via Veneto Jazz原盤     2004年2月録音

 ハイ・ファイヴをwebページ上で調べたら、このグループには行き当たらなかったですが、この言葉の意味は分かりました。ハイ・タッチのことなのです。若者達が意気投合して作ったグループなのでしょう。

 Daniele Scannapieco(ts),Fabrizio Bosso(tp,flg) ,Pietro Ciancaglini(b) ,Lorenzo Tucci(d)というメンバーで、全員イタリア人なのでしょう。

 クレジットを読んでいると、一つの疑問点にぶつかりました。「ボーナス・トラック」が2曲入っていること。LPも発売されているのでしょうかね。しかし、そんな記述は無いです。

20041011

 溌剌とした演奏で、実に気分が良い。思い切り音楽にぶつかっていく姿は、1950年代を思い出させるものである。是非ともこのグループでの活動を続けて欲しいものだ。

 もう一つ、曲作りの上手さをかなりのもの。9曲中8曲がメンバー作のもので、水準が高い内容となっている。この意味からも、更なる進化を楽しみにしている。

 最後になるがボーナス・トラック。これはクラブ・バージョンであり、個人的には加えないで欲しかった。元気一杯の現代のハード・バッパーが本当の彼等の姿だと思っており、売らんかなの意味での追加曲に感じてしまったからだ。このクラブ系に進んでいくことは、是非とも避けて欲しいのですがね。