ライブでもバン・ゲルが録音を担当していたのかと、改めてクレジットを読んで、気が付きました。忙しいバン・ゲルなのにと思って、ライブ当日(1959/10/2)の曜日を調べてみたら、プレスティッジがバン・ゲルを確保していた金曜日だと分かり、納得。
ザ・リズムセクションでの活躍で名を馳せたガーランドは、この時には自分のトリオを率いて大人気となっており、そのことはこの録音に対するプレスティッジの力の入れ方でも分かりますね。ベースにジミー・ロウサー、ドラムスにスペックス・ライトを起用しての、サパー・クラブといった感じのブロードウェイ129丁目にあるプレリュードで行ったライブであります。
バン・ゲルの録音の特徴、さらにレーベルによるその特徴の違いというように、彼の録音についての話を聞くことが多いですね。僕自身ははっきりとその特徴を言葉に出来ないので、google で検索してみたのですが、その辺りを説明したページには行き着きませんでした。
バン・ゲルの録音の特徴については後日改めて書くとしまして、ガーランドのライブ。
このリラックス感、このスイング感は格別なものであり、彼のこの特徴はライブでさらに強く味わえることを実感出来る内容です。エリントンやベイシーの曲を多用したこの盤は、聴きながら口ずさめる場面が多く、また演奏と対峙してじっくりと聴ける奥深さもあります。
プレリュードのライブを箱物したCDセットが発売されておりますが、改めてこ作品を聴いた今としては、無性に欲しくなってしまいましたね。