2003年8月12日掲載
Lisa Ekdahl     sings Salvadore Poe
RCA原盤      2000年録音

 リサ・エクダールさんの盤を買うときには、注意が必要である。今までこのコーナーで、1995年録音の「when did you leave heaven」と、1998年録音の「back to earth」を取上げてきたのであるが、両者ともにジャケが複数存在するのだ。そして僕は今年の2月に、「when did you leave heaven」のジャケ違いを買ってしまったのである。

 考えて見れば同じシチュエーションでのジャケットなのだから、気付くべきであったのかな。

 また彼女は人気者らしくベスト盤も発売されており、それも数ヶ月前に尖沙咀HMVで買いそうになってしまった。

 そんなこんながあり、今日取上げる作品を尖沙咀HMVで見た時には、一瞬躊躇したのだ。しかし、店頭には1枚だけ。少し迷って買ったのは、言うまでも無い。

 さて、この作品は、コンボをバックにしたもので、曲はバック陣のギタリストであるサルバドール・ポエという方が作った16曲が収録されている。裏ジャケに写っている薄ら笑いを浮かべている男が、ポエなのかな。

20030812

 日々爆発的に増え続けるwebページからは、いろんな情報を得られる。僕は勝手に窓が開き広告が表示される無料webページは大嫌いなのであるが、このようなページに貴重な情報があったりするものだ。勝手に音が出るページは勘弁して欲しいのだがね。

 いったい何歳なんだ、独身なのかな、ってことを考えるのは、リサさんのようなお近づきになりたい女性が相手なら当然のこと。このことも、webページから簡単に知ることが出来る。

 1971年7月29日生まれ。おっと、おれと一日違いじゃないか。年は全く違うけどね。で、22歳の時によくあるパターンだが、マネージャーと結婚。しかし、2000年には離婚。そして、インド旅行中の2000年に、同じくインド旅行中であったサルバドール・ポエと出会い、すぐさま結婚したのだ。

 何と言う早業と感心するのはそれだけではなく、すぐこの作品を吹き込んだのである。裏ジャケからはこんな男のどこが良いのかと嫉妬の思いであるが、曲作りはいいね。そして、目立たず主張するギター演奏もなかなか。内容はボサノヴァっぽさであり、これはリサさんのお得意路線なのであるが、全編こーだと違う展開が欲しくなるのだがね。プロデューサーとして新夫の名前が載っているのも、何かなぁ。彼女の可愛い声であり色気が微妙に出て、高音が苦しいかなと思いながら辛うじて歌いきっている姿に惚れているだけに、新夫は余計な存在に感じるな。まぁ、嫉妬。