2003年5月10日掲載
Don Scaletta      All In Good Time!
Capitol原盤     1964年録音

 「ジャズ・ピアノ1600」では白いラムゼイ・ルイスと評された作品です。

20030510

 「チム・チム・チャリー」のコルトレーン以外の演奏を聴くのは、実に久しぶりのこと。コルトレーンの初録音は1965年2月なので、コルトレーンからの影響はないようだ。

 この曲を実にだらしなく弾いている。でも、この演奏がライブ盤だったら、雰囲気が変わったと思うよ。白いラムゼイ・ルイスという評にはピンとこないが、ライブでこそ真価を発揮するピアニストと感じたね。

 「ユーア・マイ・ガール」がベストの演奏。ここでは彼の特徴がだらしなくでは無く、深い味わいに変化している。ライブでは、この深い味わいが随所に聴けたことでしょう。