2003年3月7日掲載
Hancock/Brecker/Hargrove   Directions in Music
Verve原盤   2001年10月録音

 「3大爵士頂尖巨星」なんてラベルが、香港HMVで買ったこの盤に貼ってあります。実は日本に帰国していた2月に香港でライブを行ったんだよね、このメンバー。折角の機会だけに行きたかったのですが、こればっかりは仕方なし。

 さてこの盤は説明不要でしょう。SJで大賞を取った作品ですよね。マイルスとコルトレーンに捧げた内容です。

20030307

 1960年代前半のマイルス・クインテットの内容を、空気感を含めて再現させたのは流石の一言。メンバーの個性が最も強く投入された「so what/impressions」が、その白眉。また7分間テナー・サックスだけで演奏された「naima」も聴き応え有り。

 マッセイ・ホールでのこのライブ盤ではなく、香港文化中心で聴きたかったな。