2000年吹き込みの第1集は、以前ここで取上げました。心地良さの奥に情熱を感じた前作ですが、それが本物かどうかは、この2作目で判断出来るのでしょうか。
「April in Paris」に「Paris in April」ときたもんだ。前者はご存知バーノン・デュークであり、後者はチンダモノのオリジナル。前者がシックな服装であり、後者は原色を使った服を着た女性を思わせる演奏だ。服装は違っても、女性は両曲ともボーイッシュな魅力的な女性を想像させるもの。表現力豊かなチンダモの演奏を、好対照に示している2曲です。
これにはバック、特にドラムのベックの存在が大きい。ブラシでのスネアが冴え渡った「tricotism」が忘れられない出来です。
ジャケットは1集と同じデザインですが、色と女性が違う。次はどんな女性かなかなと、演奏共々楽しみです。