コールスのリーダー・セッションを取り上げた際に、ルード・ブリンクの素敵なテナーに酔ってしまいました。
今日取り上げる作品は、そのブリンクがオランダのNCRVという放送局で「Late Date Jazztime Special」という番組で演奏した録音です。ピアノには、limetreeに「Quirine」という素敵なピアノ・トリオ作品を吹き込んだことで知られている、アーヴィン・ロクリンが参加しております。
ワン・ホーン作品で、ブリンクのテナーを堪能致します。
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白身魚の淡白な味わい。
「whereor when」はペギー・リーやシナトラの歌モノで有名な曲だが、演奏モノではテイタム&ウェブスターの演奏が知られている、ロマンティックな曲だ。これを、ガーランドを甘くしたピアノとゲッツ風テナーで、軽快に演奏しているのが気に入った。しかし、気分としては、牛肉とは言わないが、青魚の味わいも加えて欲しかった。
淡白な白身魚なだけで一杯飲みたい気分の夜に、ピッタリの作品である。