マクリーンは1950年代にプレスティッジに数多くの作品を残したのだが、本人にしたら金払いの悪さに良い思いが無いらしい。麻薬による1年半の刑務所暮らしを経てブルーノートと契約したマクリーンの、録音としては2度目のリーダー・セッション、発売されたものとしては最初のリーダー作品となるのが、この作品である。
ドナルド・バード,ウォルター・デイヴィスJr,チャンバース,ピート・ラロカとの吹込みであります。
マクリーンの作るブルース・ナンバーはセンス高いもので、この作品でも「ヒップ・ストラット」という素敵な曲を用意されてます。プレスティッジ時代との違いは、そのアレンジ。リズムに従来の彼にないものがありますね。
ドナルド・バードとのぶつかり合いに、聴き入ってしまう1枚です。