2003年10月25日掲載
Connie Evingson             Fever
Minnehaha Music原盤     1999年録音

 コニー・エヴィンソンさんの「Some Cats Know」は、実に良い作品。ここに掲載してから3年近くになりますが、未だにこのCDは愛聴盤席に居座っております。クレジット上では同じ年に吹き込まれた盤が、ガッツ・プロより発売されており、こうして聴けることになりました。

 コンボをバックにしての、ペギー・リーに捧げた作品であります。

20031025

 仲宗根かほるさんが紹介文を書いていて、彼女が情緒的にジャズボーカルに求めるものとして、「ちょっとした色気」「ちらっと垣間見えるキュートさ」「見た目」の3点をあげている。これを読んで、聴き手も歌い手も一緒なのかと微笑んでから、聴き始めた。

 抜群の歌唱力であり、その低音部から醸し出される色気に、「Some Cats Know」に続き彼女の虜になった気分です。

 仲宗根さんが言っている「見た目」に関しては、雰囲気だと注釈しておるが、僕はジャケ写真についてコメントしたい。堅気の女性ではない雰囲気で、2作とも写っているんだ。中ジャケに小さく写っている彼女は、綺麗な方なんですけどね。どういう狙いなんだろう。

 1995年に「I Have Dreamed」という作品を、彼女は吹き込んでいる。webページ上で知ったのであるが、そこに掲載してあるジャケ写真からは、どんな風に写っているのか不明。作品内容と共にそのジャケも大いに気になり、早く購入したいです。