僕がステッチを初めて聴いた作品は素晴らしいものでしたが、ここで取り上げるのを放置したまま。僕にとってのステッチ2作目にあたる「heavens of hundred days」で、彼のスタンダードの解釈に感心したのですが、今日取り上げるのはピアノ・ソロでのスタンダード集です。
モールス信号のような演奏で、パーカーの「segment」を弾き始め、いくつか仕掛けを撒きながら演奏は続く。感心したのはオーソドックスにサラッと演奏した「embraceable you」だった。パウエルの名演とは違い落ち着いて聴けるもので、なかなか。
しかし、ステッチならではの演奏に、もっと接したかったな。