ウッディ・ショウと言えば、「ブラックストーン」と「ムーントレーン」だよね、っていうか僕が持っているのがその2枚。LPなので環境的にこのコーナーへの掲載が難しいので、今回ユニオンの店頭で見かけたこの発掘盤が、ショウさん初掲載作品になります。
兎に角、勢いと妖しさのあるペットを聴かせてくれとの思いひとつ。共演は、プロ活動し始めたばかりのミラー(p),注目を浴びていたターレ(tb)等です。
ミラーが参加している2曲での、ショウとターレの爆発ぶりが良い。特に1曲目の「ginseng people」、最初にソロをとるターレはいきなり火花飛び散らす演奏。それを受けてのショウのソロの出だしは抑えたものですたが、やはり最後は火花。この刺激とペットとトロンボーンの音が良く捕らえられているのが、聴いてるものに襲い掛かってきますよ。1集と2集も発売されている訳なので、次には是非狙ってみたいものだ。
1980年代に入るとショウは、ミラーとターレと共にレギュラー・グループとして活動し始めます。その数年前のこの演奏からしてみれば、それは当然の成り行きでしょうね。