この作品は、1989年に岩浪氏監修のもとでCD発売され、購入したもの。それまでウェインさんの作品が日本で発売されたのは1957年吹き込みの作品が1975年に発売されていただけで、この作品はそれ以来2度目のこととか。
1924年生まれの彼女は、1943年にウディ・ハーマン楽団に入り、3年ほどして独立、その後夫であるニール・ヘフティが結成されるや彼女はすぐヘフティ楽団に参加しました。これはそのヘフティ楽団在籍当時に吹き込まれたもので、バックは当然ヘフティ楽団です。
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低音部がセクシーな、ウェインさんです。しっとり系に真価を発揮しますが、茶目っ気もあるお方。最近ではダイアナ・クラールのが印象深い「do it again」をバラッドではなく、コミカルに歌っており、幅が広いお方だと思いました。まぁ、バックがコンボなら更に良い盤になったでしょうね。