ゲッツのルースト完全盤の第2集です。
1集のシルバーとのセッションと同メンバーで半年後の吹き込み。
その3ヶ月後に、シルバー,レイニー,レナード・ガスキン(b),ヘインズとの吹き込み。
そしてその1年4ヶ月後に、レイニー,ジョーダン,ビル・クロウ(b),フランク・イソーラ(d)と吹きこんだもの。
計3つのセッションから構成されいるこの2集目、ジャケには当時10吋で発売された「スプリット・キック」が使用されております。
シルバーの有名曲である「スプリット・キック」も、確かに良い演奏。パーカッシブな曲の流れにゲッツのゆったりしたテナーが乗り、絶妙な内容。
しかし、圧巻は1952年録音の「枯葉」。優しさの中に微笑みかけるような美しさが同居したテナー。マイルスのそれとは正反対に位置するこの曲の名演奏ですな。