前に取り上げた2000年12月に吹き込まれたアレキサンダーの作品「The Second Milestone」をここで絶賛したのですが、今日取り上げる作品はその１年前に吹き込まれたものです。タイトルをみると、今日のがマイルストーン専属第一弾、先に取り上げたのが第二段だというのは、一目瞭然ですね。メンバーもクインテット編成で、違いは第二段がペットにロトンディが参加しているのに対して、この第二段ではギターのマルティーノが参加していることだけです。収録曲も同様に、アレキサダーのオリジナル曲が中心になっております。
音楽も映画も、友人同士の会話で取上げられるようになったのは、小学５年の終り頃でした。まぁ、色気付いてきた時期なのでしょうかね。その頃に封切られたと思う映画が、タワーリング・インフェルノ。スリル満点の娯楽映画でしたね。
さてこの作品で、同名の曲が演奏されています。作者はジョン・ウィリアムス。ゲッツとの共演などが知られるピアニストであるウィリアムスなのかどうか分かりませんし、映画との関連も分かりません。マイナー・ブルースのこの曲を、実にリラックスして演奏されております。全体を通してリラックスがキー・ワードの作品なのですが、この曲がピカイチですかね。
このアルバムへの不満点は、リラックスし過ぎているところ。マルティーノのギターとアレキサンダーのテナー、もっと緊張感溢れる展開が欲しいとこですな。