この人の名前は印象に残っている。この「今日の1枚」を始めた頃、そしてそれは欧州の新譜作品を積極的に買い出した頃、そんな時期にここで取上げた方です。
ユニオンの店頭でこの名前を見たと同時にカゴに入れてのですが、かつて取上げた「when I need to smile」の印象が思い浮かばなかっただけのが、帰りの小田急線での心配のタネ。今この新譜を聴く前に前作へのコメントを見たのですが、そんなに心配することな無さそうですね。
ピアノ・トリオをベースにして、曲によって管が入っている作品です。
掴み所が無い作品。勢いを前面に出しているが、歌心が無いのが欠点かな。欧州系ピアノ・トリオで歌心、言いかえればメロディの聞かせ方、これが弱いと作品として弱くなるという面が顕著に表れた作品です。