2002年10月26日掲載
Patricia Barber      Verse
Blue Note原盤         2002年2月録音

 「nightclub」「cafe blue」と彼女の作品を取上げた僕は、香港再赴任直後に旺角にある専門店で彼女の作品を2枚買ったんだ。しかし、どこに置いたのか分からない。見当たらない。9月の帰国の再にHMVで今日取上げる盤を見つけた時は、見つからない2枚とダブってないことを願いましたね。

 彼女の歌とピアノに、ベース・ギター・ペット・ドラムが加わっている作品です。

20021026

 一緒に居てホッと出来る女性も魅力的なのだが、妖しい危険な魅力漂う女性も実に魅力的なものである。

 今聴いて分かったことだが、僕が感じているパトリシアさんの魅力は、まさに妖しい危険な香りなのである。その意味でこの作品での彼女の歌声は、その香りたっぷりなのだ。

 しかしイケナイのがアレンジ。意識過剰での危険な妖しさであり、作り物の香りしかしなかった。

 さて次の作品では、どんな風に変化しているのであろうか。