4月に渋谷ユニオンの新譜女性ヴォーカル・コーナーに飾ってあった作品ですが、今このCDを手にとって見ると、間違えて買ったようです。だって、この人の他の作品をここで取り上げて、酷評しているのですもんね。ましてや、ヤン・ラングレン(p)が参加しているのが前のに対して、ピアノ・トリオをバックにしているこの作品には、興味を引くメンバーはおりません。スタンダードにマッドセンのオリジナル曲を交えている作品ですが、買ったからには一度は聴いてみますね。
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落ち着いたピアノ・トリオをバックで、良い選曲。好みのヴォーカル作品の下地十分なのだが、どうしてもこもってしまう彼女の声質が気に入らない。歌手の最重要ポイントである声質に魅力を感じないのだから、作品自体が気に入らなくても仕方ないよね。