メンバーが、Percy Heath(b),Connie Kay(d)とくればMJQと思うでしょうが、ピアノはホレス・シルバー。MJQは1951年に当時のガレスピーのリズム・セクションであったジャクソン(vib),ルイス(p),ヒース(b)と、ケニー・クラーク(d)で結成されたバンド。その後、本格的に活動しだしたのは、1955年2月にドラムをコニー・ケイに替えてからですな。僕は室内音楽的なこのバンドは好きではないですが、ピアノがホレス・シルバーなので、ブルース・フィーリングをどんだけ注入出来ているかが興味点であり、この作品の評価ポイントだと思っています。
ジャクソンのヴァイブの前で、シルバーのピアノはオトナシクなっております。この盤はこの盤でソコソコの内容ですが、これがプロデューサーの狙い通りの内容だったとすれば、シルバーを入れた意味が不明ですね。