2001年10月9日掲載
Benny Green         "Testifyin’!"
Blue Note原盤     1991年11月録音

 この作品が、僕のベニー・グリーン初体験になります。

 僕がジャズを聴き始めて数年経った頃、グリーンは確かジャズ・メッセンジャーズで活躍していたはず。1989年にJMから独立した彼はリーダー作を続けて発表し注目を集めていましたが、殆ど彼に興味を覚えなかった僕は、聴かないまま今日に至って来ました。

 そんなミュージュシャンは何人もいる訳なんですが、今回何故か急に彼を聴きたくなり、購入した次第です。クリスチャン・マクブライド(b)とカール・アレン(d)とのトリオ作で、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤です。

20011009

 軽めのファンキーさが心地よい、陽気なピアニストってとこですね。オリジナル曲は、ほどほどの出来。

 感心したのは、トラディショナル曲「down by the riverside」。多くのミュージュシャンが取り上げている曲ですが、スピリチュアルな面を思いきり協調した演奏ばかりのこの曲を、グリーンは陽気にファンキーに演奏していおり、かつ曲の持っている雰囲気を壊しておりません。

 グリーンの作品をもう1枚買うかどうかは、彼の解釈が楽しみな曲が入っているかどうかで、決まるでしょうな。