2001年10月14日掲載
Tardo Hammer       somethin’ special
Sharp Nine Records原盤  2000年5月録音

 「どうということはないのである」と寺島本「新しいJAZZを聴け!」で紹介されている1枚。「ジャズはどうということがないのが結局は一番」「この境地に到るまで40年かかる」と続いています。ジャズを聴き始めて19年の僕には、まだまだこの作品を理解できないのかな。

 タード・ハマー(p), デニス・アーウィン(b), リロイ・ウィリアムス(d)というメンバーでの、ピアノ・トリオ作品です。

20011014

 1曲目にパウエルの「john's abbey」を取り上げて、3曲目にピアノ・トリオ物ではパウエルの演奏が有名な「if I loved you」を弾いていることから想像すると、ハマーはパウエルの影響大なのかな。演奏スタイルはパウエルの早弾きとは違うのですが、フィーリングはどこか共通した部分がありますね。自作の「into the fire」もなかなかの出来でして、落ち着いて聴ける1枚ですな。