YVPからのピアノ・トリオっていう理由だけで買った1枚。真面目そうっていうか、気が弱そうな方に思えるのですがね、アンゲロ・カネリーさんは。ジョヴァンニ・トマソ(b)が参加しているので多少は安心しておりますけどね。
Paolo Corsi(d)が加わっての演奏で、カネリーのオリジナルとスタンダードが半々って内容です。
複雑なだけのフレーズの連続、入念な化粧を施したかのような美しさ。これ、気分が違う場面で聴いたら、誉め言葉で書いていたかも。運が悪かったのかの、この作品は。それは別にしても、その盤自体は気に入っても、その演奏者を追っかけてみたくなるピアノ弾きは少なくなってきましたね、自分の中では。ツイテイナイ1枚。