結構話題になりましたよね、この盤は、確か。アグネッタ・バウマンと無理やり僕は読んでいますが、彼女はジャケからすると50まじかのようです。トランペット入りのクァルテットをバックに、スタンダードを14曲収録しています。新譜発売時には無視したのですが、渋谷のジャロさんの中古コーナーで手に取ったところを、「それ良いよ」って店主から言われて購入し、昨夏に繰り返し聴いていた作品です。
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上品なアイスクリームのような甘さ。ハスキーで高音が可愛くて、低音がセクシー。オーソドックスなバックに乗って、見事な表現力を聴かせてくれますよ。タイトル曲が白眉。何度も登場する「カムス・トゥルゥー」ってフレーズも、同じ表現は無し。ゆっくりしなやかに酔える1枚です。若ければいいってもんじゃ、ありませんよ。