オーストリアのレーベルからの発売なので、バプティスト・トロチグノンと発音するかも知れないピアニストは、オーストリアの方なのかな。オーストリアのピアニストで思い浮かべるのは、フリードリッヒ・グルダとジョー・ザビヌル。でも、片やクラシック畑、片やフュージョンにお進みになった巨匠達です。このバプティストは、ジャケで見る限りは一生懸命クラシック・ピアノを練習していたように見えるのですがね。ベースとドラムを入れたトリオで、バプティストのオリジナルを中心に収録されています。
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最近の欧州ジャズ・ピアノの流れに沿ったものですが、個性が感じられなかったな。今後の可能性としては、「bernie's tune」で垣間見せたブルース・フィーリングを強く押出すことかな。まぁ、このまま消える可能性大の方だと思いましたけどね。