モンクの曲を積極的に精力的に取上げたミュージュシャンとして真っ先に思い浮かぶのが、このスティーブ・レイシー(ss)ですね。モンク集であるこの作品に参加しているのは、ピアノにマル、ドラムにエルヴィンっていう豪華メンバーですよ。
モンクの影響を感じさせるスタイルのマルが、モンクの曲を演奏するのですから、その影響を一層強く感じさせています。勿論、真似ではないですけどね。レイシーのソプラノ・サックスは乾いて淋しげなものであり、これがまたマルのピアノと良く合っています。ミドルからアップ・テンポの演奏が多いのですが、スローな「ask me now」でのレイシーが、一番光っていますね。
1970年代、1980年代と、レイシーとマルは度々コンビを組んで演奏しています。モンクの曲も多く取上げていますしね。いづれ、それらをここで取上げます。