多数の作品が 今でも再発され続けていることを考えれば、オスカー・ピーターソンの人気は我が国では高いですよね。 でも、僕が持っているのは、これ1枚。ピーターソンをスターにしたグランツが興したヴァーヴでの最後 の作品であり、レイ・ブラウン(b)、エド・シグペン(d)というこの翌年には消えてしまう黄金トリオでの 吹き込み。ピーターソンの代表作として、名高い作品です。
有名曲を、超絶のテクニックでピーターソンが弾き、 ベースとドラムが好サポートで盛上げており、30年以上に渡って多くの、ジャズばかりでなく広く音楽 ファンに愛されててきた盤であるこには、うなずけます。でもその内容は、あくまでサラッと。この部分が 広範囲の方々に支持され続けて来た大きな要素なのでしょうが、それは僕がこれ1枚でピーターソンは充分 と感じさせた要因なのです。