ゲッツとベイカーの共演っていうのは当然と言えば当然なのですが、恐らくこれが最初ではないのかな。西海岸ではなくシカゴでのレコーディングっていうのが不思議ですが、想像つくようにスタンダードが並んでいますよ。
ゲッツとベイカーは、仲が悪かった そうです。お互いに嫌っていたそうです。これは1983年のゲッツのヨーロッパ・ツアーでチェッ トが参加した時も、ステージ上までは二人は別行動だったとか。しかし、聴くほうとしては結果。 12分を越す「四月の想い出」での二人の熱演は、圧巻。ゲッツは優しさに男らしさが加わって いますし、チェットの美しさも筆舌です。ピアノがかったるいのなんか、気にならないね。この ジャケはそんなに目にしてなかったのだけど、有名盤なのかな。愛聴盤になる予感がします。