ロスにあるシュ ラインでのライブ録音です。解説には、ゲッツのコンサート・ホールでの初のライブ録音だと書いて ありますが、写真を見る限りは大きなジャズ・クラブですよ。JATPの一環のステージであり、ま たゲッツの最も評価が高い1950年代の録音です。ボブ・ブルックマイヤー(v-tb)が入ったクィン テット編成で10曲収録されていますが、2曲は後日のスタジオ録音です。当初LPではライブの8 曲の中から数曲オミットしての発売を考えたのだが、どれも素晴らしい。しかし2枚組にしては時間 が余るということで、スタジオで急遽2曲収録したらしいですよ。
これを読んで頂いている方には悪いですが、BGMと して聴いてしまいました。っていうか、そんな気にさせる気持ち良さがありますね。クールっていう か、この辺の白人ジャズの良さかなって、勝手に言い訳しております。熱き東海岸だと、BGMで聴 くことを拒絶する部分がありますもんね。ボントロとのセッションっていうのがゲッツに多いのか 分かりませんが、適度な心地よさでの絡みで良いです。BGM的聴き方を拒絶する場面があれば、 愛聴盤になるのですがね。