2000年6月12日掲載
Charles Kynard     Reelin' with The Feelin’
Prestige原盤        1969年8月録音

 チャールス・カイナードと読むのかな、このオルガン奏者の経歴を調べたのですが、分かりませんでした。 プレスティッジに限って言えば、1968年8月から1970年9月まで5枚のリーダー作を吹込んでお り、時期から考えてソウル・オルガンでしょうね。しかし、ジャケットの構成が良いですね。センスの良 いジャケのプレスティッジもこの時期になると、ジャケ買いするようなのは少ないのですが、これは良いね。さてこの素敵なジャケットの裏側のクレジット を読むと、ギターにジョー・パスが参加しているではありませんか。何か、場に合わないような気がしま すがね。

20000612

 僕の高校時代にパンクとレゲエという波が 押し寄せてきて、両方とも好きで聴いておりました。自慢ですが、ボブ・マーリーも観に行きましたしね。 この作品に“Soul Reggae”という曲があります。記憶では、この当時はまだスカと呼ばれいたはずですがね。 この曲はスカやレゲエが前面に出ているわけではないですが、実に軽快で気持ち良いですよ。何よりも、 ベースのキャロル・ケイ。女性ベーシストはスージー・クアトロ以外知らないのですが、彼女のベースライン はシンプルかつダイナミック。主役のオルガンも良いのですが、ベースに食われているな。ジョー・パズに いたっては、“be my love”で多少目立つものの、他では淋しい限り。キャロル・ケイで聴く1枚です。