最近、オネー チャンの写真ばっかり撮っているので、このジャケは余計に魅力的に感じてしまいますね。ジェニーを正面からとらえているこの写真、光りの入れ具合といい口元といい、そしてこのウットリした目といい、ヘッポコ写真のマハールには勉強になりやす。昨年の4月26日に彼女のライブ盤を取上げ、そこにも書いた僕が惚れた作品がこれでありやす。バックはね、ペットのダスコにテナーのバッソ。これまた、凄いメンツだよね。

まぁ適当に毎日このコーナーを書いているだろうと感じられる方もいらっしゃるでしょうけど、きちんとメモを取りながら書いているのですよ。この 盤は最初の曲から、メモだらけ。さぁ、何を書こうかと考えながら最後の“all of me”になったら、 吹っ飛んじゃった。軽快に走りながら、彼女のハスキー・ヴォイスが迫ってきますぜ。巨匠のご両人も、全ての曲に言えるのですが、極端に自己を主張せず彼女をサポートしています。感ですが、これ は彼女に惚れているんじゃないかな。溌剌さのタイトル曲、悲しさのダスコ作の“good all days”、 スキャットに聴き惚れる“softly as in a morning sunrise”など、全く飽きさせない出来です。 両巨匠と同様に、彼女に入れ込んでしまっています。