これがエディ・ヒギンズの初リーダー作なのかな。この作品以降は、Eddieと彼の名前は表記されています。1950年代から12年間、シカゴの「ロンドン・ハウス」の専属グループを彼は率いていたそうですが、これはその時期に吹き込まれた作品です。Dave Poskonka(b)、Jack Noren(d)とのトリオ作品で、スタンダードをズラリと揃えてあります。1957年9月に、3週続けて日曜日に吹き込んだと、裏ジャケに記されてます。「ロンドン・ハウス」の休日に吹き込んだのでしょうね。
A面が陽気な演奏です。リズミカルな演奏が、嬉しいですね。B面は落ち着いた演奏、と言うか曲です。“over the rainbow”“I'll be loving you”など、悲しさが奏でられています。A面で聴けたアドリブの良さが、B面にも反映されたら最高なのですがね。「演奏を楽しんだのが聴いている貴方に伝われば、このアルバムを製作した価値があります」との、裏ジャケに書かれたヒギンズのコメント。A面で、充分に楽しみましたよ。