もたれ掛りながら上目つかいのクレア・マーティンのジャケットに写る表情で、買った作品です。考えてみたら僕は彼女の作品を２枚持っているのですが、どれもジャケットに惹かれて買ったものです。今回の作品は、ビートルズやポール・サイモン、更にはエルビス・コステロの曲を取上げています。ジャズから離れているのではとの不安が少しありますね。
まぁ、完全なポップス作品ですね。それでも、彼女の丸っこいハスキー・ヴォイスは健在ですけどね。ビートルズのヘルプの解釈も、センスの高さが感じられます。最初の２曲のような、1970年前後の時代の流れが音楽に反映されてた色を出していれば、ポップス色でも彼女の持味が活かせたと思いますけどね。それとシンセではなくて、ピアノを入れて欲しかったな。いつかはジャズに戻って欲しいですね、 彼女には。