2000年2月8日掲載
Agusti Fernandez
One Night at the Joan Miro Foundation
Synergy 原盤                 1998年7月録音

 新譜を買うとき、しかも全く知らないミュージュシャンの作品を買うときのキー・ポイントは、編成・収録曲・レーベルそしてジャケットです。さて この作品、編成はピアノ・トリオ良いですね。曲はオリジナルで長めの曲、そして抽象的、少しフリーの予感。レーベルはスペインの全く知らないとこ、これはこれで楽しみ。ジャケは白い木造の倉庫のような建築物と青空を組合せたもの、この手の写真が大好き。という具合で買いましたが、どーでしょうか。

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 リズムのとれないフリーですね。オーネット・コールマンやインパルス後期のコルトレーンと聞いて顔を歪める方も、この作品から比べればララバイに思うのでは。典型的な1970年前後のヨー ロッパ・フリーですが、時折聴く分には刺激的です。フレッシュ・サウンドの印象が強いスペインでも、今でもフリーが支持されていることを確認出きる1枚です。