買ったのは勿論センスの良いジャケ写真からですが、今クレジットを読んでみたら、ビートルズ曲集なんです。まぁ半分だけなのですが、「and I love her」などが入ってますよ。ビートルズの曲っていうのはジャズでも取り上げられていますが原曲のインパクトの強さからか、僕の中では印象に残るものはないな。リサ・ローレンの曲が4曲あり、全曲で彼女はピアノの弾き語りをしています。曲によって編成は違いますが、スモール・コンボをバックにしての録音です。
気だるい「can't buy me love」、アレンジの妙が光っています。全編を通して言える内容でして、アレンジが良いですな。リサ自身がプロデュースをしているこの作品、編曲も彼女によるものなのでしょう。ギターとサックスの絡み面白く、なかなか聴き応えある作品です。今度は彼女のピアノとヴォーカルが前面に出た作品を、聴いてみたいな。この気だるさ、スタンダードを歌わせたら、面白い作品になるでしょう。