コンコードというレーベルは、無難なメインストリームなジャズという、強い印象があります。そこからの女性ヴォーカル、まぁ手堅く纏まっているのでしょうかね。Dave Berkman のピアノが中心のトリオがバックを務めており、特別参加でMarian McPartland(p)とChris Potter(ts)が参加しています。クレジット的にはおばあさんピアニストが出ている時点でパスする作品なのですが、物憂いにかげるジャケットに惹かれて買った作品です。
キュートな声で期待を持って聴き始めたけど、良いんだが決めてに欠ける感じ。ところがですね、「I'm always drunk in San Francisco」が、彼女の甘い声にピッタリきましたね。よく聴くような曲なのですが、他の人が歌っているのがナカナカ思い出せない曲ですが、彼女のは良いですよ。「You don't know what love is」はアップ・テンポで、彼女の持味が引出されています。最後の「蛍の光」は、まぁご愛嬌ですけどね。このレーベルに、この時点であと2枚の吹き込みあるそうです。中古コーナーで見かけたら、入手したいです。