スェーデンのレーベルから発売されたこの作品は、ライナ・ナイバーグ作の曲を中心に14曲収められています。バックはピアノ・トリオをベースに、曲によってテナー・サックスやギターなどが加わっていますね。まぁジャケットに写る、人を誘うような視線に惹かれて買ったのですが、自作曲が多いってことから何だか不安になって来ましたよ。
あくまで自分の中でのことですが、典型的なヨーロッパ女性ボーカルですな。明るいタッチの歌声で、軽くエレガントに、そして英語の発音に若干の違いを感じさせています。で、この作品の評価としますと、曲が弱い。やっぱ、自作曲を中心っていうのは辛い場面がありましたね。有能なプロデューサーのモトで吹き込めば、曲の面でも、そして単調に陥るバックも改善されていき、彼女のボーカルも活きてくることでしょう。