2000年12月30日掲載
Giovanni Mazzarino     Plays Ballads
Philology原盤             1998年9月録音

 ジョヴァンニ・マッザリーノというピアノ弾き、書物で調べたのですが、何も情報無しです。ジャケからすると40過ぎ、今までそんなに脚光を浴びたことがない方なのでしょうかね。ts,b,d共に書物には載っていない方々が、「soul eyes」「everything happens to me」等のバラッドを吹き込んだこの作品、イタリアのレーベルからの発売です。

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 控えめなピアノ。個性が感じられない演奏ですが、バックとしては良いですよ。Francesco Bearzattiっていう、ギスギスした感じの塩辛いテナー・サックスをカッコ良くさせています。「soul eyes」「alone together」の曲の良さを再確認しながら、「to randy」という美しいバラッドが光っています。この曲、果たして誰の作品かなと思ってクレジットを見れば、マッザリーノの作品。歌心のあるペットとサックスを引き連れての、マッザリーノの作品集なんてのが発売されれば評判になるのではと、思った次第です。