スウィート・ベイジルでのビッグ・バンドでのライブ録音の続編で、メンバーと日時はVol.1と同一です。この録音の翌年は、日本人にとってスウィート・ベイジルというライブ・ハウスの知名度が一 気に上がりました。それは残念ながらこの作品が発売されたからではなく、ギル・エヴァンスのマンデーナイト・オーケストラのライブ盤の発売によってですがね。
さてこの作品、内容と共に注目されるのが、マレイの奥さんのミン撮影のジャケット作品ですね。ホームから通算５枚目になるのですが、素晴らしいセンスの写真ですね。また前のＤＩＷの作品での録音エンジニアのKazunori Sugiyama氏が、ここでも録音を担当しています。
爽やかなアレンジですよね。オクテットでも吹き込まれた“dewey's circle”では、３管増えた分の幅の広がりを実感出来ます。最後の曲は、 マーヴィン・ゲイに捧げた３分弱の曲ですが、自由で伸び伸びしたアレンジでして、この雰囲気を他の曲にも欲しかった気になります。とにかく、この２枚は完成度の高いライブ盤ですね。