歌手ロイド・プライスのバンドでピアニストとして経験を積んだジョン・パットンは、オルガンに転向し、“第二のジミー・スミス”を狙って何人ものオルガン奏者に録音の機会を与えていたブルー・ノートで、このアルバムを録音しました。テナーにロイドのバンドで一緒 だったハロルド・ビック、ブルーノートの看板ギタリストのグラント・グリーンを迎えてのこのアルバム、第二のジミー・スミスを期待出来るのでしょうか。
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この時期のブルーノートは新主流派とファ ンキー路線の録音の中で、R&B系の録音も行なっていました。このアルバムはそのR&B系の録音。気の合ったメンバーが、どちらかと言えば単純なブルース曲を楽しそうに演奏している、そんなアルバムです。