50年代からウディ・ハーマン楽団やライオネル・ハンプトン,スタン・ケントンのバンドで活躍 してきたウェスト・コーストのミュージュシャンと親交の厚いトロンボーン奏者、カール・フォン タナの作品です。カルテットでラスベガスのクラブで録音されたこのライブアルバム、ウェスト・コーストよりはNYの方が好きな者にどのように聞こえるか、楽しみです。
バックのピアノトリオはこのクラブのハウスバンドではないかと感じました。そこにフォンタナが1週間位出演して、息が合ってきたところで録音したのではないかと想像します。平均して1曲10分間の演奏なのですが、もう少しフォンタナのトロンボーンが、起伏に富んだ演奏をしていれば良いのですけど。また、アルバムを通して曲調が似ているため、全体の印象派はイマイチですね。飲み屋さんのバックに流す音楽向きかな。