ピート・マリンヴァーニと発音するのかな、このピアニストがリーダーのトリオ作品です。ジャケットを見ると40歳位で、キース・ジャレット系かも知れないという予感をさせます。彼のオリジナルやエリントンの曲などを取り上げてます。さてどんな演奏か。
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キース・ジャレット風という予感は当たりました。ただし彼のオリジナルティが随所に発揮されている好盤です。全体的にスローナンバーが 多いのですが、左手でコードを弾き、右手で高音を独特の間で演奏しています。この高音でのエモーショナルな奏法が今まで聞いたことの無いもので、聞いていて実に良い気持ちになっていきま す。3曲目のトラディショナルやイマジネーションがその代表格ですね。このアルバム、今年初めての大きな収穫です。