コルネットのボブ・ バーナードとソプラノサックスのジム・ギャロウェイがメインのクィンテットです。この二人、ジャケットを見るとベテランのようですが、ジャズ人名辞典に掲載されていません。スイスでの録音ですね。気になるのがジャケットに写っているソプラノサックスです。普通は形が真直ぐな のですが、ここではアルトサックスを半分位にした形になっています。どういう音なのかな。そしてどのような演奏なのか、楽しみです。
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ディキシーランド系の演奏でした。僕の聞く範疇では無いため、最初の4曲目までは全く興味がなかったのですが、5曲目からの3曲はスローにな り、ディキシー臭さも抜けて良い感じになってきています。スイスでのライブで、拍手からする と500人位のホールでの演奏で、お客は熱狂しています。きっと何かディキシー好きの集まりなのかな。ソプラノサックスの音については、通常のより伸びが無いか広がりのある音です。 ディキシーでは良く使われるのかな。まぁ、この手のが好きな方にはおススメなのかな。僕はジャローム・カーン作の“ザ・ラスト・タイム・アイ・ソウ・パリス”を聞きたくなった時に、このアルバムをまた取り出します。