R&Bの世界で有名なテナー奏者キング・カーティスが、ナット・アダレイのコルネット、ウイントン・ケリーのピアノを従えてクィンテットで録音したジャズアルバムです。下手すれば安物のムード・ミュージックで終りかねないこの手の吹き込み、怖いようですけど楽しみです。

バリバリ全開のR&B仕込みのテナーが爆発、を期待していたのですが。妙にこじんまりして、妙にジャズのおしゃれ感を出そうとしていてガッカリです。テキサス・スタイルの演奏を、それなりには楽しめるのですがね。この時期は、R&Bの世界で活躍する前なのかな。アダレイもケリーも実におとなしくて、期待外れでした。