プレスティッジに20枚の作品を吹き込んでいるウィリス・ジャクソン、当然ながらここでもソウルフルなテナー演奏が繰り広げられているでしょう。ジャック・マクダフ(or)が参加しており、ジャクソンの実力を存分に発揮出来る状況でしょうね。アルヴィン・ジャクソン(d)、トミー・ポッター(b)の他に、ギターにビル・ジェニングスが参加しています。
“帰れ、ソレントへ”のクササが、堪 らないね。出だしからプンプン臭うテーマ演奏、その後が打って変わって語りかけるようなテナー演奏が始まります。ジャクソンの力量が分かりますよ。で、その後にクサイ盛り上げを行い、突然バック・コーラスが入り、ソウルフルな演奏で盛り上っていきます。B面最後の曲の最後の部分でAVで良く聞けるような、吹き口でチュパチュパやっている演奏と、帰れ、ソレントへ”の 印象が残る作品でした。